CIY 盛岡

 
 
Tomoya FUJII solo exhibition
"Raw"
2018.2.3 sat - 2018.2.18 sun
12:00 - 19:00 closed on Wednesday
 
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2月3日(土)より写真家 藤井智也の個展 "Raw" を開催します。
 
会期初日の夜には作家のお話を聞きながら作品を鑑賞する立席形式のトークイベントとブックサイニングを開催も予定しております。
 
販売物 :
「 Planet 」作品集 3,024円
「 Planet 」スペシャルエディション 10,800円( 作品集 + A4オリジナルプリント2枚・ケース入り)
 
2月3日(土)と2月4日(日)には作家が在店します。
 
"写真というものはすべて撮った瞬間に過去になると誰かが言っていた。 イメージの中には自宅に眠っていた、過去に撮った今まで使われたことがない写真 ( プリント ) が入っている。 そのプリントを無作為に配置し、それを複写した。複写されたイメージの背景と、 その中に入り込んでいる古いイメージとの境界をデジタルツールにより加工した。 それにより自分の中にある、イメージの記憶の時間軸を消失させようと試みた。 自分のイメージをよりフラットな目で扱える姿勢を作家自身が獲得することができ、 新たな形で作品として成り立たせることができると考えた。 加工されたイメージの断片は、背景にあるイメージと等価な粒子として溶け出し、 それはまるで生まれたての細胞のように動き始めた。それは時間性や物質性を超えて発する偶然の産物になり、新しいイメージとして生まれ変わる。 仮にイメージ自体、過去と現在が “線” として累積し、繋がっているとすると、
私はそれを小さな粒子に置き換え、“点” として作品を成り立たせたい。
このシリーズではイメージをいかに “蘇生” させるか、今という時間を作品の中でいかに獲得できるか探り、制作した。"
 
- Someone said that when we take a photograph, the moment immediately became the past. 
I have some prints taken in the past. They had been left at home and never been used. There must be a reason why I didn’ t use them. A while ago I decided to put them randomly near my place and retake photos of them. Then I attempted to eliminate the visible boundary between the existing prints and the background environment information by using digital tools. To do so it released the time sequence of my private memories that were recorded on the old prints. 
A thing in a photograph is the thing that ever exists in front of the eyes and at the same time the absence of the substance, which can not be seen anymore. I wanted to get the images out of the “past” . These fragments in the processed images are beginning to from like new particles, dissolving equivalently from the background visual. The images once belonged to me before. However, they were set free after I processed them through tools like Photoshop. They started to move like freshly born cells. The images were reborn as accidental products and emerged beyond time and the physical content, which the author can not intervene either. 
If the image itself connects the past and the present as a cumulatively lineal existence, I want to replace the circumstance with small particles and make it become all sort of “points” . Photographers usually choose what to show according to their personal wills. In this process, selection is effected randomly by the images themselves. I want the images to be relieved from my memories and to be recognized as just an image. 
In the series, I explore how to “resuscitate” the image and try to acquire the “current” through my creation. 
 
藤井智也
1984年生まれの写真家
2016年に、アムステルダムにある写真美術館 foam がオーガナイズする、Unseen Photo Fairにて『Unseen Dummy Book Award』に入賞。2016、2017年には、日本で最も先鋭的なフォトアワードとして名高い『TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD』に2年続けて入選を果たすなど、近年徐々に注目を集めている写真家である。主な活動に「NEW VISIONS #03」 (G/P gallery Shinonome)、「Raw」(Pon ding)など。展覧会のみならず国内外のイベントに多数参加している。2017年には、台湾での個展と合わせ、初の写真集である「Planet」を出版し、写真を用いた作品の発表を続けている。